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BWV210

バッハのカンタータ210番は結婚カンタータのひとつで、バッハがお世話になっていたお医者さまであり、パトロンでもあったシュタールさんの結婚式で演奏するために作られた曲です。

5つのレチタティーウ゛ォと5つのアリアをソプラノの独唱で披露します。

難曲を手にして、煮詰まった頃に音楽学の師、藤原一弘先生のもとに教わりに行きました。

そこで、曲によって登場人物が違うことが判明!

長く感じていた10曲が、急にシンプルに短く感じられるようになりました。

バッハはバイオリン、オーボエ、フルートを擬人化し、結婚を祝う者、妬む物、音楽を称える者、批判する者などを登場させます。そして、最後は、パトロンを称え、結婚を皆で祝おうではないか!と全部の楽器と歌で締めくくられます。

お医者さん用語も歌詞の中にちりばめられていたり、シュタールという名前が最後にサプライズで出てきたり、知れば知るほど面白かったです。

ゆっくり演奏すると、40分はかかる大曲。

7/15に京都バッハ・ゾリステンの演奏会で歌いました。

大きな挑戦、経験でした。こんなに大好きなレパートリーになるとは最初は思いもしませんでした。(あまりに難曲で・・!)

本番の直前に成瀬当正師匠のもとに、かけこみました。先生はご自分のリサイタルの直前なのに、本気で歌って教えて下さいました。

わたしが、あせってパニックになっていたのも大きな原因ですが。

「こういう難しい曲は、いとも簡単に気軽に歌うんです。そういう風になれたらいいですね。」

「はい。本当です。」

頭から汗が流れまくって、目があかない状態のわたし・・。

 「大丈夫ですよ。始まったら終わります。」 とほほえむ先生。

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本番三日前の練習から参加しオケの皆さんと何度もあわせをして頂きました。

楽器のみなさんに助けられました。

音をよく聴いて、それに助けてもらうことで、どんどん、楽になりました。

スリル満点でしたが、良い曲を勉強できて、幸せでした。Img_20130715_141317_1_2

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